10月 お茶会を開催します!!


とっても猛暑だった夏も終わりましたね。みなさん、お元気ですか。

さて、久しぶりのお茶会開催です!!!!

久しぶりに皆さんにお会いできるので興奮してます!

この夏、どのようにすごされてましたか。

気になること心配なこと、愚痴など何でも情報交換をしたいですよね。

放射能と子育てのことなど、色々と話し合いましょう。

お気軽にご参加ください!お待ちしております。

日時 10月4日木曜日 午前10時00分~午後12時(11時50分には片付けになります)
場所 逗子市 市民交流センター 第4会議室
参加費 大人100円 お子様無料
定員 大人子ども合わせて20名まで
内容 早川先生マップ、学校給食、甲状腺の検査などなど。
申込み方法 savezuyochildren@gmail.com 宛にメールください。
※小さなお子様連れの方も大歓迎です。
※当日飛び入り参加も可能です(参加者が20名を超えていなければ大丈夫です)。

鎌仲ひとみ監督作品『内部被曝を生き抜く』映画上映会&監督講演 in 鎌倉


鎌倉で鎌仲ひとみ監督作品『内部被曝を生き抜く』の

映画上映会&監督講演があるそうです。

日時:2012年10月31日(水)14:00〜

場所:鎌倉市福祉センター2階

主催者の方より当会ブログへの掲載を了承頂きましたので

ご案内させて頂きます。詳細はチラシをご覧下さい。

内部被曝を生き抜く_表

内部被曝を生き抜く_裏

内部被曝治療の経験から学ぶシンポジウム8月29日開催


皆さん 是非御参加ください!!!

内部被曝治療の経験から学ぶシンポジウムやります!

  • アメリカ・スリーマイル島原発事故を経験したアメリカのジェフリー・パターソン医師
  • 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故を経験したドイツのデルテ・ジーデントップフ医師

内部被ばく治療を経験してきた海外の医師たちの監修の元、
日本人医師による『健康相談会』を実施します。

日にち: 2012年8月29日(水)

時間: 13:45~17:00 第一部 健康相談会

17:30~21:00 第二部 上映会・講演会

場所: 神奈川公会堂

参加費: 800円

テキスト代: 1冊200円

託児費: 3歳~未就学児 1人につき500円 定員20名

小学生無料(ビデオ放映のみ)    定員20名

(託児を希望する場合は、申込時に事前予約が必要です)

上映/講演 定員500名

被災地から避難してこられた方の参加費、および託児費は、無料です。

詳細はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓をご覧ください。

【健康相談会】

【タイムテーブル】

【申し込みフォーム】

【案内図】

【主催者について】

【お問い合わせ】

ゲストはこちらの方々です。

ジェフリー・パターソン医師

「社会的責任を果たす医師団」、「核戦争防止国際医師会議」米国支部代表。
ウィスコンシン大学医学部教授。


デルテ・ジーデントップフ医師

核戦争防止国際医師会議」ドイツ支部設立メンバー。
「コスチュコビッチ・ディーツェンバッハ友好協会」代表。
20年以上継続してベラルーシの人たちを支援。


マリアン・デレオ監督

映画チェルノブイリハート

ニューヨーク在住のドキュメンタリー作家。
スクール・オブ・ビジュアル・アーツ講師。
アカデミー賞受賞。エミー賞(2回)受賞。
代表作に、『チェルノブイリハート』、『ホワイトホース』がある。

【お詫び】 登壇を予定していたマリアン・デレオ氏(映画“チェルノブイリハート”の監督)はご本人の都合により、 急遽、来日できなくなりました。


松井英介(まついえいすけ)

2001年3月まで岐阜大学附属病院に勤務。
放射線医学講座助教授。
退任後、岐阜環境医学研究所を設立し、現在に至る。
日本呼吸器学会専門医。日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医。
日本肺癌学会、および日本呼吸器内視鏡学会特別会員。
著書『見えない恐怖?放射線内部被曝(旬報社)』など。


三宅成恒(みやけしげのぶ)

京都市伏見区にある城南診療所所長。内科医。
有機溶剤中毒など労災治療、労働者の健康管理に携わる。
核戦争防止国際医師会議」京都府支部長。
1986年から「核戦争防止、核兵器廃絶を訴える京都医師の会」世話人として、各国の世界会議に出席。


藤野健正(ふじの・たけまさ)

歯科医。医療法人社団きょうどう理事長。東京歯科保健協会副会長。


土居保良(どい・やすよし)

口腔外科医。


斧澤克乃(おのざわ・かつの)

心療内科医。


橋本百合香(はしもと・ゆりか)

小児科医。


青木泰(あおきやすし)

環境ジャーナリスト。震災ガレキの広域処理の問題点について解説し、今後のガレキの処理方法について提言。


賛同のお願い

このシンポジウムは、みなさまからの賛同によって成り立っております。

【賛同団体募集】

今回のシンポジウムを支援、賛同してくださる団体・個人を募集しています。カンパも歓迎です。賛同条件は、以下の通りです。

  • 団体一口2,000円
  • 個人一口1,000円

講演内容の翻訳本を福島の団体や子育て機関に郵送する予定です。たくさんのご協力をお願いいたします。

お振込先

【振込先銀行】ゆうちょ銀行
【店番】028
【預金種目】普通預金
【口座番号】0340292
【口座名義】エンジェルプロジェクト

他金融機関からの振り込みの受け取り口座と利用される際は、【店名】〇二八 (読み ゼロニハチ)

ツイッターアカウントはこちらです。   #yokohama829    (#を@に置き換えてください。)

内部被ばく治療の経験から学ぶシンポジウム

湘南パパさんの 「放射線を正しく知ろう」 勉強会開催のお知らせ


湘南パパさんの 「放射線を正しく知ろう」 勉強会を開催します。

放射線の知識や、線量計の正しい使用方法などを
湘南パパさんがわかりやすく説明して下さいます。

逗子市、葉山町でも放射能測定器の貸し出しが始まりました。
この機会に、是非正しい知識を学んでみましょう。
(放射能測定器をお持ちでない方もお気軽にご参加下さい)

日時 6月16日土曜日 午前9時30分~午前11時30分まで
場所 逗子市 市民交流センター 第2,3,4会議室
参加費 大人300円 お子様無料
定員 大人50名

キッズスペースを設置します。小さなお子様連れの方も大歓迎ですので、お子様連れでお気軽にご参加下さい。

お申し込みはこちらから http://kokucheese.com/event/index/37068/

湘南パパさんのホームページのご紹介 
「湘南パパと愉快な線量計」 http://ameblo.jp/iloveshuto/
ツイッターで各地の放射線量をリツイートして下さっており、とても参考になります。
ツイッターアカウント @tenkamuteki2012

6月お茶会開催のお知らせ


逗子葉山のこどもたちを守る会 お茶会を開催します。

日頃、放射能のことで心配なことなどを皆さんで話し合いたいと思います。
前回のお茶会も沢山の方が集まってくださり、皆さんで意見を出し合い、
とても有意義なお茶会になりました。
時間が足りないくらい!という程、皆さんそれぞれからお話が出て、
様々なお話ができました。

小さいお子さんがいらっしゃる方から、お孫さんがいらっしゃる方も、
世代を超えてご参加下さっています。
小学生のお子さんがいらっしゃる方、大歓迎です!
給食食材や検査の問題、日光の修学旅行のことなども話し合いを進めていきたいと思います。

そして、まだ小さいお子さんや、幼稚園、保育園の保護者の方、
是非お気軽にご参加下さい。
幼稚園、保育園の情報交換、小さいお子さんがいらっしゃる方も、
放射能と子育てのことなど、色々と話し合いましょう。

日時 6月8日金曜日 午前9時30分~午後12時まで
場所 逗子市 市民交流センター 第五会議室
参加費 大人100円 お子様無料
定員 大人子ども合わせて33名まで

キッズスペースを設置します。小さなお子様連れの方も大歓迎ですので、お子様連れでお気軽にご参加下さい。

申し込みはこちらから http://kokucheese.com/event/index/37432/

5月11日(金曜日)お茶会開催のお知らせ


逗子葉山のこどもたちを守る会 お茶会開催いたします。

放射能のことで心配なこと、子育てや幼稚園、保育園、小学校などで放射能のことで気になることな ど、皆さんでお話したいと思います。

なかなかまわりには話せないこと、食事や食材の選び方など、気になることを話し合いたいと思います。

お子さん連れ大歓 迎です!

お気軽にご参加下さい。

・日時 2012年05月11日(午前9時午前9時30分から昼12時予定)
!!!!!!!!!!!!!当初告知より、スタートが30分遅くなりました。ご注意下さい!!!!!

・開催場所:逗子市市民交流センター二階 第5会議室 (神奈川県逗子市逗子4-2-11)

・参加費:大人の方100円、お子さん無料です。

御申し込みはこちらからお願いします。先着順で20名です。

http://kokucheese.com/event/index/34683/

【川根眞也先生講演会 親子講座 こどもたちを放射能から守ろう】4月8日(日)厚木で開催!


4月8日(日)に厚木で川根眞也先生の講演会がありますので紹介いたします。

御近くの方、ぜひご参加ください。

「福島の原発事故の時に、放射能が、私たちの暮す街にやってきた。
放射能は、危険なの?あぶないの?
大丈夫って言う人もいるよ。
しかたがないって言う人もいるよ。
もう放射能は無いって言うひともいるよ。
でも、放射能には気を付けてって言う人もいる。

『放射能』って何なんだろう?
今、何に気をつければいいんだろう?
私たちに何ができるんだろう?

川根先生が、わかりやすく教えてくれる。

ちいさい子も小学生も中学生もみんなで講演会に来てください。」

【日時・会場】

平成24年 4月8日(日)

受付時間  13:00  講演開始  13:30  終了予定16:00

会場:厚木市中町1-1-3(厚木シティプラザ) ヤングコミュニティセンター6Fホール250

御申し込みはこちらから http://savechild-aak.com/index.html

【講師 川根先生の紹介】

さいたま市 公立中学校 理科教諭。内部被ばくを考える市民研究会 代表。

facebook「福島第一原発を考えます」、放射能防御プロジェクトに参加。

埼玉県内外で講演・テレビ出演多数。

川根先生は原発事故直後から放射線量を測定し「子どもたちを被ばくさせてはいけない」と校長先生に直談判した熱血先生です。

【主催】 厚木市・愛川町・清川村の子どもたちを放射能からまもりたい http://atsugichild.blog.fc2.com/

【講演会のお知らせ】黒猫先生の食べ物と内部被曝のお話 〜こどもを被曝から守りましょう〜


2011年3月以降、東日本を汚染した放射性物質はこれからも長く私たちの周りに居座ります。
こどもを被曝から守っていくために、学んで考えて行動しましょう。

◎講師:黒猫先生
◎黒猫先生のご紹介
市販されている食品を購入し、食材に含まれる放射性物質を計測し公表しています。横浜のマイクロホットスポット調査でストロンチウムを発見しました。最近はスーパーなどで実際に高い数値が検出されると予想される食品探しに勤しんでいます。
●最近の獲物:みかん、どんこ(干し椎茸)等。

◎講演会への参加申し込みは こちら からお願いします。

http://kokucheese.com/event/index/28806/

◎日時:3月19日(月曜日)、受付開始9:15分、講演9:30~11:30

◎募集期間2012年02月24日16:00 ~ 2012年03月16日16:00

◎場所:逗子市逗子4-2-10 逗子文化プラザホール さざなみホール
http://www.bunka-plazahall.com/koutu.html
最寄り駅:京急新逗子駅より徒歩5分、JR逗子駅より歩10分

◎参加募集人数:150人(ここでは100人を募集します。)主催者枠として別途50人募集済み。

◎参加費大人500円/人、子供無料 (参加費は、施設代、資料印刷代などに充てます。)

◎会場内にも後方にキッズスペースを設ける予定です。お子さん連れの方も是非ご参加ください。託児はありませんが、備え付けテレビで講演会をご覧いただける楽屋(親子部屋)を2部屋用意しております。お子さんが飽きたりした場合や、授乳などにご利用ください。(親子合わせて定員20名)

【注意事項】
※会場での取材(撮影、中継)はお断りしております。また、録画、録音もご遠慮ください。

※駐車場は台数に限りがありますので可能な限り公共交通機関をご利用ください。
逗子・葉山のこどもたちを守る会 黒猫先生のお話 事務局

連絡先:benkyosavezuyo@gmail.com

「1月29日明るく楽しい放射能リスク勉強会」内容


1月29日に行われました、早川由紀夫先生による「明るく楽しい放射能リスク勉強会」にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
残念ながら当日お越しになれなかった方々もいらっしゃいますので、当日のお話を文字に起こしております。
少しでも多くの方に伝われば幸いです。

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おはようございます。早川です。今日はですね、60分間話をして、そのあと60分間質問をお受けします。小学4年生にもわかる放射能の話をします。
おはようございます。何年生ですか?4歳!4歳…(苦笑)かなり難しいな。4歳ですか。幼稚園行ってますか?年少組?君は何年生ですか?中学2年生ですか。あなたは何歳ですか?6歳。幼稚園ですか?…難しいな。あなた何年生ですか?1年生ですか。君は?3年生。君は?中学1年。あなたは?6年生。難しいな(笑)小学4年生いないじゃない。そうですか。後ろのほうには大人がいっぱいいますが、さらにもっと後ろには壁際に赤ちゃんが地べたにシートを敷いていますか。非常に厳しいですが、頑張ります。では始めます。

まずみなさんに言いたいことから言います。2011年3月に大変になりましてね、中学生の人たち、今大人を信じてはいけません。大人はですね、お金を儲けるためにウソをつきます。中学生ぐらいだったら知ってるよね。特にテレビに出てくる人たち。3月からウソばっかりついております。新聞にもウソばっかり書いてあります。活字になっていると本当だというような錯覚を覚えますが、活字になっているからといって、本当である保障は一切ありません。ウソはいっぱい書いてあります。そういうことを聞いて、読んで、信じていますと、君たちの命が縮まります。命縮まるのは嫌なことですよ。

一例を挙げます。これは2012年1月19日の朝日新聞です。朝日新聞のここのところ。

「1960年代も高い数値、セシウム(Cs)」とかいうグラフ。拡大します。こうであって、1963年から2007年まで、赤い棒グラフで点々でいっぱい書いてあって、昔は高くてだんだん低くなっていった、っていうそういう図ですね。そこに青い線が2つ書いてあります。上の線はですね、福島県内の中央値4。関東地方は0.3、このへんだと。こうやって感じると、関東地方ってたいして増えてないと。福島県は昔、1963年ぐらいと変わらないとそう読み取れますが、これはちょっと違います。

これは@minadukiさんが作り直した図ですね。現在2011年、赤い点こんなところにあります。さっきのグラフだとこうです。福島の点は、1963年よりはるかに高いところにこういう人がいます。セシウム(Cs)が体の中にいっぱい入っちゃった人が、この人とかこの人とかこの人とか、いるわけです。そういう平均値で「たいしたことないよ」という風な新聞記事だったんですが、個別に見ると一人一人ですからね。この一番上の人は高いですね。この人は病院行ってよく検査してもらったほうがいいです。そういう状況であるっていうことが真実なのに、そういう真実を何かの理由で伝えてない。伝えると具合が悪いからですね。わかりやすく言えばお金。お金を儲けるために、そういうことがみんなに知られてしまうと困るからですね。そういうわけでウソをつく。これはひとつの例です。こういった例がいっぱいありますので、注意しなければいけない。それに惑わされると命が縮まってしまう。

簡単な話を言います。今度は4年生にもわかります。放射能を浴びるとがんになります。がんになると半分ぐらいの人が死んでしまいます。原発は放射能を利用して電気を作っています。しかし2011年3月11日の地震で、放射能が外に出てしまいました。これは大変なことであります。原発の近くは放射能が強すぎて、もう住めません。もう住んでられないので、みんな逃げてきました。逗子を含む関東地方にも放射能がまき散らされました。でも、逗子のあたりはまだきれいにすれば、掃除をすれば、まだ住めると思いますので、おうちの人に、いや、君たちも掃除を手伝ってあげる。お名前なんて言うの?2歳?2歳ね。お掃除手伝ってください。お願いします。きれいにすれば住めます。きれいにしてください。
ただし、食べ物に気をつけてください。え、バナナ好きなの?そう。バナナは南の国から来るから放射能ないね。バナナ食べて。放射能が含まれている食べ物は毒です。いいですか?毒は食っちゃいけないんですよ。しかし、残念ながらですね、放射能ゼロの食べ物を探すことは無理です。少しくらいの放射のは我慢して食べないと、食べるものがなくなってしまいました。ですから、食べ物を選ぶ必要があります。これはいい、これは悪い。選んでください。さっきバナナってありましたが、バナナもいいですね。それから遠くのほう。大阪とか九州とか、北海道とかね。日本の中で離れたところのものを買って食べるといいです。それから、バナナみたいに外国から来た食べ物もいいです。そういうものには放射能は入っていません。
関東地方。逗子の近くで作った野菜やお米を食べるときは、作った場所を選ぶ必要があります。どこがいいか、どこが悪いかは後で地図で見せてあげます。選んでください。スーパーに行って、放射能が入ってるものと入ってないものをちゃんと見分けて、入ってないやつを買って、それを食べてください。でもですね、あんまり心配しすぎるとですね、食べ物が偏って病気になります。野菜も食べないとだめです。野菜を食べないと便秘になります。
運動も大事です。子どもは元気に外で遊ぶことが大切ですので、しっかりと外で遊んでください。で、外で遊ぶときは気をつけないといけません。放射能がどこにあるのか、それを知って、そこにいかないようにしてください。だいたい君たちが行きたがるようなところにあるからね。あとでやります。そこには行かないようにしてください。風が強い日は外で遊んではいけません。これから、春から夏にかけて風がびゅうびゅう吹きますが、そのときはお家にいたほうがいいです。風が強いとほこりが舞ってきて、放射能がお口の中に入りますので、それは危険です。風が強い日は学校を休んでもいいと思いますので、お母さんに「風が強いから今日は学校を休む」と言いなさい。かしこい子どもが生き残れます。

2011年3月11日の地震で、日本はそれまでとはまったく変わってしまいました。前と同じようにはもうやれません。無理です。覚悟してください。残念ながら。工夫しないと死にます。本当に死にます。ほんとですよ。ウソじゃないですよ。だから工夫してください。放射能をできるだけ避けながら食べて、遊べ。そういうことです。放射能を全部避けるためにひとつも食べなかったり、家に閉じこもったままだと、これも病気になって死んでしまいます。放射能がどこにあるか、それを知ってつきあって暮らしていくしか方法はないのです。そういうのが面倒くさい、嫌だという人がいましたらですね、そういう人は引っ越してください。ここから引っ越してください。西日本に、大阪とか九州とか北海道とか沖縄とかに行けば安全です。そっちに引っ越してください。外国に行けば、ハワイに行けば、アメリカに行けば安全です。そこは汚れていませんので。外国行って暮らしてください。のんびり暮らせます。でもいろいろ事情があって、みんなこの逗子がいいんだと思いますので。逗子にいたいわけでしょ?いたいならばどうしたらいいか、工夫。どんなことができるか、どこに放射能があるかというのをもっと詳しくお話をします。話はそういうことです。このあと結構難しい話もします。4歳じゃ全然わかりませんが、小学生にも全くわからないような話も入っていますが、今早川さんが伝えたいことはこれです。それであと難しいことはそれからお父さんとお母さんに聞いてください。

さて、放射能とは何か。放射能というのはですね、福島第一原発から放射線がこう来てですね、ドスンって刺してるわけではありません。福島原発までは200キロもありますので、200キロも放射線が飛んでくるわけじゃないんです。矢のように来てるわけじゃなくて、放射能の粒が、昨年3月に原発から逗子までやってきてしまって、それが風で運ばれてきて、それが雨でたたき落とされて今このへんの地べたにいっぱいあるんです。それはですね、現在掃除機をかけてないこのへんのほこりにいっぱい放射能がくっついてるわけです。そこから、この辺から撃ってくるわけですね。放射線が出て僕をブスッと刺してるわけです。聞くところによると、放射線のうちγ(ガンマ)線というのは、60メートルぐらい飛びます。セシウム(Cs)という元素です。覚えて。セシウム(Cs)っていうやつがあって、それが嫌なんです。

図にありました。わかりやすい図ですね。赤い点々がセシウム(Cs)です。お空に1個、2個、3個あります。お空にはそれぐらいしかないです。空はだいたい今きれいです。どこにセシウム(Cs)があるかっていうと、地べたね。地面にあります。屋根にあります。で、雨が降って、雨どいとかにいっぱいたまって、それがここに降りていって、この下の雨水が出るところ、ここにいっぱいたまってます。それから、学校行くところの通学路の脇っちょにあるこの溝。この溝の中にいっぱい水が入って、そこに放射能の赤い点々がいっぱい集められて、そこにたまってます。それから、木にもペタペタくっついてるから、木から落ちた落ち葉。落ち葉ってセシウム(Cs)いっぱいついてます。そういうところに赤い点々があるので、気をつけてください。そこでは遊ばないでください。泥団子作るのは…女の子はしないか。男の子は泥団子作るのが好きですが、ああいうのはだめです。

人は自然には勝てません。人が自然を支配できると、自然を如何にも制御できる、打ち負かすことが出来る、自然の営みは予知できるという風に勝手に思っている人がいますが、それは無理です。放射能は自然ですから勝てません。気合でも、いくら愛があっても勝てません。お友達に愛をあげるといいけど、放射能に愛をあげても無理。結果は情け容赦なく襲ってきます。放射能を浴びるとがんになります。がんになると半分の人が死んでしまいます。がんっていうのは恐い病気です。ではどうするか、自然が「この場所が欲しい」と言ったら、私たちはその場所からは立ち退くしか方法はありません。戦っても勝てません。放射能が「その場所が必要だ」と言うのであれば、自分たちが出てくしかありません。まだ幸いなことにですね、日本の中にも、世界にも放射能が来てないところがあるから、そこで暮らすしかありません。まあそのうちどうなるかわかりませんが、世界中全部、地球上全部放射能だらけになっちゃうかもしれませんが、今のところは大丈夫ですので、放射能のないところに行ってください。

こういう話はですね、自然には人間に勝てない、自然のほうがずっと大きい存在で、強い存在であるという考え方ですが、これは文科省の学習指導要領、道徳にあります。道徳にですね、「人間の力を超えたものに対する畏敬の念を深める」という記述があります。サイエンス、理科の学習指導要領にはこういうことは書いてありません。理科は自然を支配できるという発想で、「自然はすべて記述できる、私たちはすべてを知っている」とういう立場で書かれています。「私たちが知っているのはごく一部であって、知らないことは世の中にいっぱいあるのだと、私たちの力は限られている」という立場で教科書を書いたら、文科省の教科書審議会から「直せ」という指示が下ったということを直接聞いております。そのようにして、理科はですね、まあ思い上がってるわけですが、道徳は、昔は修身でしたね。道徳は畏敬の念をちゃんと書いてるわけで、畏敬の念を持つべきであります。私たちは畏敬の念を捨ててしまって、物理学が非常に世界に対して強いという風な、この世の中で強い力を持っていると錯覚して、あんな原発などというものを作ってしまった。非常に愚かだったと私は思う。そういうわけで、物理学者には責任をとってもらいたいと思っている。という風なことで、畏敬の念というものを深めることが必要であって、道徳というのは教科ではありません。他の教科の、物理とか社会であるとか国語とかという教科と連携を取って、その土台になるものであります。理科という教科は道徳と連携を取ってなされるべき教科であるので、しっかりとそういうことを肝に銘じて、今後は理科の授業をやっていただきたいと僕は思っている。道徳っていうのは成績つかないですから。道徳は教科ではありません。

福島原発はこのようにめちゃくちゃです。これが原発。電気作ってた箱。この中に放射能があって、それで電気を作ってました。これが壊れてしまいました。全部爆発してとんでもないです。ぐちゃぐちゃです。つまり放射能という怖いものが入っていた箱は、今完全にボロボロでめちゃくちゃです。ですから、どんどん出てきちゃったってしょうがないです。もう覚悟するしかありません。2011年3月以来私はそう思って、原発がどうなってるかもうあまり気にしてません。もうしょうがないです。全部出てしまいます。さて、今どこにどれだけ出たか。それだけが私の知りたいことです。どこにどれだけあるかきちんと把握して、我慢出来ないところ以上には近づかない。逃げる。さっきから子どもさんに言ってきたように、放射能には勝てないんですから、そこから逃げると。どこから逃げればいいかをしっかりと知りたいということを2011年3月以来ずっとやってきました。あとで地図でご覧に入れます。

その前にですね、これをお見せします。本当のSPEEDI。

2001年4月、三宅島からの二酸化硫黄シミュレーション

SPEEDIというのが何かありますが、本当のSPEEDIはこれです。ここはですね、三宅島です。逗子はこのへんですね。あ、今逗子のほうに来ましたね。三宅島からですね、二酸化硫黄という有毒なガスが日本中にまき散らされる様子が表現されています。2001年の4月1日から30日までの30日間のアニメーションです。これはSPEEDIシミュレーションという文科省が公表したもので、現在も文科省のHPに置いてありました。3月にFAXだとかなんだとか1枚だけ紙を出されて、「これがSPEEDIだ」と言う風にマスコミの人たちがだまされてましたが、私たち火山学者はあんなものにはだまされません。彼らのSPEEDIはこうです。こんなにビビッドに、こんなに表現力豊かに、非常にわかりやすいものを彼らは10年前にもう持ってた。で、三宅島の噴火の時に出して、彼らは次なる原発事故に備えて、自分たちが150億円かけてどれだけの能力があるかを試していたわけです。でも僕たち口の悪い奴は、「ほんとに原発事故起きたら出すわけないじゃん」と言ってました。その通りでした。未だに出してません。まあ12月にちょっと出しましたね。みなさんの見つけにくいところに置いてありますが、ちょっと公開されているようです。このようにですね、三宅島から越前のほうにもうすぐ行きますが、その時福井で二酸化硫黄が観測されました。合ってるっていうのは10年前に火山学者は知ってます。で、三宅島から逗子まで、福島から逗子まで、距離変わりませんので、福島から逗子まで来たってよかったわけです。来る力は持ってた。幸い逗子は深刻な汚染から免れています。それは地図を使ってお見せしますので確認できます。似たようなアニメーションは、スイスやドイツのが有名になりましたが、日本にもあるということです。2011年4月26日に本当のSPEEDIが発掘されたので、10年前のものがわかったのでブログで公開しました。

福島事故ですぐに心配になったのはチェルノブイリです。チェルノブイリという今までも歴史上最大の事故があって、それと今この福島が比較して大きいのか小さいのか、どうなのかっていうことで、まずチェルノブイリが尺度になります。

これは500キロ、1000キロ、1500キロ、2000キロ、チェルノブイリからスウェーデンとかイギリスまでいっぱい塗られていて、恐ろしくて、欧州全土がチェルノブイリの嵐という感じがしますが、僕はもうですね、数値をよく勉強して見ました。よく見たらこのへんは大した数値ではないです。問題は500km圏内です。

それの拡大図。拡大図はさっきのこの蝶々みたいな絵ね。これですね。このチェルノブイリとの比較は2011年4月のうちに出しましたが、2011年12月9日に改定しました。色を合わせてあります。チェルノブイリの濃い赤からだんだん薄いピンク色まで。福島もそうです。パッと見てわかるのは、福島の面積と出た両で比較すると、チェルノブイリの2分の1か3分の1ぐらいの面積が汚染されています。ただし、旧ソ連は草原で人があまり住んでいないんじゃないかと僕は思うんですが、日本は人が多く住んでて、福島には200万人ぐらい人が住んでいるわけです。そのうちの150万人の人が濃い赤、薄い赤の下に住んでるわけであって、事故による被害、程度、それによって生命を脅かされる人間の数から言うと、福島のほうがチェルノブイリより被害甚大ではないだろうかと僕は認識しております。

さて、だんだん地図になってきました。赤いところがありますね。@nnistarさんの地図、プロットですね。これはnniさんという方が、19000点を全部プロットした。19000点、各自治体が測った放射能の濃度、何μSv/h(マイクロシーベルト/時間)というのをですね、全部場所を調べて、なんとか公園とかよくわからないことしか書いてない自治体の発表を地図上で一生懸命調べて、そこに点を置いて、それをSv(シーベルト)によって色分けした図です。赤いところが千葉県の北東のほうにありますね。この地域を東葛と言います。こういう図を作ってた。それを僕が見て、このように2011年7月26日版ですが、線を引いた。

このへんが0.25μSv/h(マイクロシーベルト/時間)であるとかね、0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)がこのへんであるとか。そういう地図を作った。こうやってどの場所が、例えば東葛は0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)だというと、それは白河とかこのあたりと同じだと。ちょっと小さいか同じぐらいだと。あるいは福島県の外で栃木県内にも1μSv/h(マイクロシーベルト/時間)の場所もある。そういった、難しい言葉で言うと「定量的」と言います。数値を測って何倍なのか、1倍なのか2倍なのかということを比べるという作業です。それができる地図を用意して、皆様にお示ししております。その後も改訂を続けて、現在は5訂、2011年12月9日版です。現在こんな形になっております。

これ大体正しいと思います。左側に置いてあるのは改訂版2011年6月18日です。ポイントは日付が重要で、時間とお金をかければ誰だってできる。問題は、間に合うようにちゃんとまともな地図を作るのが大切です。それだけに僕は働いて、2011年6月18日にこの地図を出した。これは自分のやった仕事の中ではかなりよかったと思っています。どこがよかったかというと、2011年6月18日時点で、東葛地区だけじゃなくて、これは2011年4月の時点でわかってましたよ。北関東や一関で0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)を越える汚染が広がっているということをこの時点で把握して出したというのは、私は自分の仕事ながらよくやったと私自身は思ってる。基本的に2011年12月9日のは大雑把に言うと変わってない。もちろん科学的に精査すれば情報が集まってきて、もっと確かなことがわかってきて、細かい所は変わっていますが、事故対策の面から言うと、2011年6月18日のマップで基本的に表現している。現在2012年1月でありまして、7か月経って地図が有効利用されていたか、されたようなされてないような。それは社会の判断であろうと。僕は仕事した。君たちが仕事をするかどうかの問題だ。

もうちょっと理屈が知りたいと思うんで、放射能の来た日時をお話しします。5回に分けて表現します。

まず2011年3月12日に一関が汚染されました。一関の汚染は最後に発覚しましたが、実は汚染は最初でした。2011年3月15日に水戸から東京に逗子に来て、降らそうかなと思ったけど、やめとこうと思ってずっと北側に戻って、このへんに降らしちゃいました。
2011年3月15日夕方、別の流れが飯舘の方に向かいました。この2011年3月15日に最も深刻な汚染が起こりました。地震は2011年3月11日の午後でした。1号の爆発は2011年3月12日の午後でした。3号の爆発は2011年3月14日の午前でした。地震でも、1号機の爆発でも3号機の爆発でもありません。そのあとすぐにすごいことがあって出たわけではないです。その真ん中で出てます。1号機が爆発した夜中になってから出て、3号機が爆発したあと、次の日の朝になってやおら出てきた。音も匂いもしない姿も見えない。福島の放射能ってこっそり出ている。すごく怖い。でも数値では測定器で分かるので、それをネットでリアルタイムで見ててこれはまずいと思って、2011年3月15日は息殺して家の中にいた。そして僕はこれを2000人のフォロワーだけに教えた。「今ヤバいから家にいた方がいいよ」。残りの知らない人はみんな外で遊んでて、楽しく買い物したり遊んだりしていて、私にはこの世のものとは思えなかった。

2011年3月20日になって山形、そして21日に再度東京放射能が来て、東京駅まで行こうと思ったけども、ディズニーランドぐらいでやめた感じ。その時に東葛が汚れた。そういう経緯があります。わかりやすく逗子の人から言うと、逗子に放射能が来たのは2011年3月15日と21日、この2回です。

詳しく見ると、横浜の値を見ると、普段0.02μSv/h(マイクロシーベルト/時間)ですが、2011年3月15日の6時、0.10μSv/h(マイクロシーベルト/時間)に跳ね上がってます。次0.12μSv/h(マイクロシーベルト/時間)。で、すぐ0.04μSv/h(マイクロシーベルト/時間)に下がってます。またずっと来て、11時に0.10μSv/h(マイクロシーベルト/時間)にまた上がって、12時0.125μSv/h(マイクロシーベルト/時間)。0.07μSv/h(マイクロシーベルト/時間)に下がって、夜中ずっとよくて、16日にまた0.15μSv/h(マイクロシーベルト/時間)まで上がってます。で、また下がってます。横浜は2011年3月15日6時、11時、16日の6時、3回来てます。お子さんが外で何してたかちゃんと書いておいてください。何が起こるのか僕は医者じゃないからわかりませんが、歴史的事実だけは記録しておくべきです。それが保護者の責任です。朝6時は平日だったから登校してるんじゃないですかね。あとお昼。この時学校にいたかわかりませんが、何をしていたか。多分クリティカルだと思います。

次に都市機能の話。今まで2011年3月にどうだったかという話をしてきましたが、これは2011年8月下旬の話です。都市にはごみ焼却場があります。2011年8月下旬の時点で、焼却灰にセシウム(Cs)がどれだけ含まれているか示した図です。

見ての通り、ちょっと横浜逗子はないですが、まあ多分このぐらいで、オレンジです。kgあたりで数千Bq(ベクレル)単位です、逗子だって。福島から東葛は何万Bq(ベクレル)単位。見てわかるように、関東地方から南東北は全部汚染されています。長野、あるいは新潟に行くと水色ですから。秋田…飛島なんかいいですね。水色です。水色っていうのは29Bq(ベクレル)以下です。これはきれいですよ。そういう風に本来水色から緑色のはずなのに、赤、オレンジ、黄色まで。まあ黄色はグレーゾーンでいいとして、赤・オレンジのところは都市機能では今脅かされている。ごみを燃やすと、灰の持って行き場がない。全部倉庫に隠してある。埋められない。昔は埋め立てやセメントに混ぜて建築材とかになっていたらしい。今は8000Bq(ベクレル)以上では動かせないので焼却場が満杯になっている。東葛やいろんな市はもういっぱいで入りきらなくなってるんだと思う。どうするんだよ、って感じです。私はどうするか権限持ってませんが、権限と責任をもっている人たちが早く働いて、自分のところで埋めるなり、あったところに戻すなり、早く働いてくれないと困る。というわけで関東地方も東北も都市機能が破綻しつつあります。ごみだらけの町には住めません。ごみは回収してくれるから都市はやっていけるんです。逗子の町は駅を降りたらきれいでした。きれいでなければ人は住めないです。もうすぐごみだらけになって人が住めなくなります。

もうひとつ言いたいことはですね、都市じゃなくて山の話。山が汚染されてしまっている。これは非常に悲しいことであります。さっきのnniさんのプロットは自治体のものであって、自治体が2万点3万点測ったんですが、自治体はとにかく住民が住んでいるところを測った。そこから山が漏れています。時々山村の数値があって、散発的に言うと山はすごく汚れているということは知ってた。だけど自治体からはなかなかデータが出てこないので、僕は2011年6月に自分で測りました。群馬栃木北部の山を測ったら、山沿い全部やられている。残念ながら関東・東北の山は汚染されてしまった。

スキーで有名なたんばらですが、コシヒカリで有名な群馬県川場村の田んぼ、0.4μSv/h(マイクロシーベルト/時間)です。0.4μSv/h(マイクロシーベルト/時間)のところの水田で稲植えて、それを「おいしい、おいしい」と言って食ってる、とんでもない状況が今です。その教育委員会の雨どいで測ると、6μSv/h(マイクロシーベルト/時間)だか7μSv/h(マイクロシーベルト/時間)です。これはまた別の問題で、0.6μSv/h(マイクロシーベルト/時間)の霧降岳(栃木県)の駐車場。高いなあと思ってたら大型バスが来て、小学4年生だか5年生だかが降りて、0.6μSv/h(マイクロシーベルト/時間)の霧降岳をわざわざ見学に来ていると。どういうことなんだろう、と。この国はやっぱり狂っている、とそのとき僕は思った。僕が狂ってるかお前たちが狂ってるかどっちかだ。という風に思ってます。

佐々木龍也さん、この人は東葛の住人です。東葛の6つだか7つだかの地図を作った。彼は東葛地方の各地が公表しているSvのデータを地図に落として、このようなわかりやすい地図を作った。

赤いところは高いところですね。緑色のところは薄いところです。このように、東葛は一口に0.5だとか言いますが、赤いところが0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)なんですよ。つまり東葛全部が0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)じゃないんですよ。さっきの日本地図で書くと、東葛地域に0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)があるという表現になりますが、細かく見るとこのように斑状に汚染されているところがある。どこが汚染されているかを、地図を作って表現して、そこには子供がいかないように。大人はどうだっていいんです。大人は選択権あるんだから。自分が好き好んでいるんだから。しかし子供は守らなきゃいけないんで、子供が赤いところに行かないように、泥遊びしないようにしないといけない。どこが赤いところなのかということを、逗子葉山鎌倉、この地域でも同じような地図を作る必要があると思います。もっと細かいスケールの地図を作ったほうがいいかもしれない。とにかく地図を作って汚染箇所をはっきり認識して暮らさない限り、確実に日々放射能の餌食になります。

これは宮崎県のページ。僕は火山の専門家ですからこういうのを知っていますこれは宮崎県のページ。僕は火山の専門家ですからこういうのを知っています。

■「霧島山の噴火について、歴史をや火山用語を知っておきしょう」 これはいいですね。
■「避難場所について話し合っておきましょう」 これはちょっと怪しいですね。避難場所に逃げたら死んじゃった人いましたね、津波で。怪しいですね。
■「デマに惑わされないようにしましょう」 人が言ってることは×って書いてありますね。ラジオや拡声器から聞こえてくるのは○って書いてありますね。本当にこっちが○でこっちが×かね、怪しいように最近なりましたね。
■「テレビラジオ、市役所、町役場などの行政機関の広報などを聞いて、正確な情報を得ましょう」 なんかそれが間違ったことを流してたんじゃなかったかなあ、ということが3月以降いくつもあったような気がします。
■「市町長からの避難勧告、避難指示が出たらそれに従いましょう」 避難勧告避難指示を出しもしない市長がいたり、出したのに「出しちゃいけない」って言ったりとか、とんでもない状況が最近ありますね。
■「お年寄り、赤ちゃん、体が不自由な方の避難を助けましょう」 これはいいですね。
昨年3月以前に役所が堂々と出してるパンフレットで、6つのうち合っているのは2つしかない。残りの4つは価値観が崩壊しています、この国は。そういう状況になってるんで、「3月以前と今は全然違う」そういう認識を持ってください。。

有珠山で有名になった岡田弘先生の「減災のテトラへドロン」。

行政と学者とマスメディアの3者が仲良く力を合わせて、頂点となる住民を支える、そういうモデルを提唱しています。僕は岡田さんと友達なんだけど、「岡田さん、そんなのはユートピアモデルであって、そんなのはないよ」と僕ははっきり言います。実はこの4者はすごく利害が対立して、特にこのような、噴火であるとか放射能が来たといった状況になると利害対立が激しい。要するに金の奪い合いになります。自分の金は手放したくない、今持ってた利権は確保したい。そういったことで夢のようなことは起きなくて、対立が激化して緊張するわけで、その中で正々堂々と緊張して行動する必要がある。つまり住民が一番上だとか、そんな住民を神輿で担ぎ上げるようなモデルではない。住民は学者行政マスメディアとも利害が対立している。この4者は自分たちの思惑できっちり対決しろよ、というのが私の考え方です。命を守るか生活を守るか、学者はいろいろなオリジナルの発表をしたいと思うか、シングルボイスでひとつのことを要求するかとか、いろいろと対立点はある。

まあ火山噴火でそうなんで、「とにかく4者は緊張関係できちんと立ち向かわなきゃいけない」って澄ましていればよかったんですが、今回はちょっとまた更に複雑で、東京電力というのが住民、行政、学者、マスメディア、4者全てに覆いかぶさってこの表はすごく複雑になっています。

これはこれまでなかった問題で、とにかく現状の困難は、東京電力という巨大な力に支配されている。それから脱却するのか、そことネゴシエーションするのかわからないですけど、この困難のすべては東京電力にあると思います。例えば東京電力は有力なスポンサーであって、マスメディアに対して金銭支配をしているので、本当のことを言わない。冒頭で言いました。「新聞とテレビはウソを言う」。これは東京電力からの広告料をもらえなくなると会社が潰れるからです。そういう状況があるので、難しい問題であって、さてどうすればいいのか。私はよくわからない。問題はどこにあるかまではわかる。
結局私たちはどうしたらいいのか、東京電力だどうだこうだという社会構造を考えるのは学者の問題であって、住人の立場から言うと、私たちが生き延びるにはどうするべきかを考えたときに、この近くに住んでいる渡辺さんとうい人が、「多くの人は「正しい」とは先生とかお上が教えてくれるものだと思っている」。『正しいとは先生やお上が教えてくれる』そういう風におんぶに抱っこでいる。私はそれを読んでですね、この問題には正しいとか正解はない。正解だってはずれるし、間違ってたって当たるし。正解と不正解と、当たりはずれは別だと。そういう風な話をしました。結局私が思うのはですね、なるべく当たりそうな行動をとるしかない。よく考えて、熟慮して選んで、対策をとる、選択する。そうすればもしそれが外れたって後悔しない。周りに流されて「みんながこうしてるからこうします」って言って、それがはずれだったら目も当てられない。後悔しまくり。そんなことで満足して死ねる?っていうのが僕の考え方です。

結局、熟慮というのは要するに勉強することでありますが。なんで私たちは勉強するのかというとですね、納得して死ぬために勉強すると僕は考えております。昔は死なないために勉強するんだと思ってました。「なんで勉強するんだ」ってよく問として発せられますけど、まあ漠然と死なないために。文科省も「ゆとり教育の次は生きる力だ」と言っていますが、結局人は死ぬんであって、死なないための勉強っていうのはないんですね。無理なんですよ。私たちがなんで勉強しているかっていうと、棺桶に入るときに、納得しているかしてないか。無念のままこの世を去るのはどうしても承服しがたい。この世を去る時はそのうち来るわけだし、その時が来た時に納得して「まあ面白かった」と思ってあの世に行くのが一番いいんだろうと思って、そうなるために勉強しているのだと。勉強しないと、納得いかないままにセシウム(Cs)で大勢の人が死ぬよ。だから勉強する。『今勉強しないと死ぬぞ』、それが今です。

セシウム(Cs)、放射能が今どこにあるか。整理すると、都市では側溝や雨どい吹き溜まり、水溜りなどに溜まっています。一方ですね、山ではほとんど動いていません。山を除染するとかわけがわからないことを言っていますが、わけがわからないです。山を除染はできません。山を除染するということは、山から森と土壌をはぎ取るということを意味します。山を岩山にするという意味です。山に土や森があるのは日本だけです。東アジアだけです。大陸に行ってごらんなさい。アメリカでもヨーロッパでも。大陸の山は禿山です。砂漠です。そういうところはひどくて住めないです。ほとんど大陸っていうのは砂漠で、人は住んでいないです。一部の海沿いとか、森のあるところに人が住んでるんです。私たちの日本は、どこも全部森に覆われてた、類まれなる環境を持った美しい国なんです。それなのに、その山の木を全部取って土壌を全部取って除染するというのは砂漠にするっていうことです。それは住めない場所にするという意味合いにであって、狂人の仕業です。それに何十兆円も使って除染するなんていうのは、とてもじゃないけど信じ難い。何を考えているんだと思います。

都会でも山でも葉っぱに注意して下さい。落ち葉に気を付けて、落ち葉で焼き芋をするとおいしいんですが、やめてください。落ち葉で焼き芋は無理です。石焼きにしてください。食べ物はですね、山なら川魚は避けて下さい。川の魚はですね、特に山から水が来て、湖に溜まって、そこに魚が住んでるわけですから、水がセシウム(Cs)をいっぱい集めてきて、そのセシウム(Cs)を食べたプランクトンを小魚が食べて、それを大魚が食べているわけで、セシウム(Cs)を食べる機械ですから。川魚っていうのは。川魚はやめておいた方がいいです。全部の川魚にセシウム(Cs)が入っているわけではないです。しかし、セシウム(Cs)の濃度を普通の人が調べることができないから、川魚でセシウム(Cs)の当たりを引く確率が高いのでやめましょう、ということです。そうすると漁業の人は困るかもしれませんが、今人のことを心配している場合じゃないです。

人が困ってかわいそうだから、セシウム(Cs)を食うなんて、そんなバカげたことはありません。セシウム(Cs)は避けてください。川魚の他にはイノシシも同様。なんでイノシシがダメかというと、外を歩いている動物だから、外にあるいっぱいセシウム(Cs)のある苔だとかそういうのを食べてしまうから。きのこ危ない。きのこはセシウム(Cs)だけ吸い取って、セシウム(Cs)から出来ている状態。そんな感じです。栗とか銀杏などもやめた方がいいね。続いて海です。海は貝とか海藻、海底魚。つまり海の地面、海底に暮らしてたものはやめて。真ん中泳いでる魚はもしかしたらいいのかな。でも海って世界中つながってるしちょっと心配だけど、魚食べないで肉ばっかり食べてるとちょっとダメだし。そこの問題です。よく考えて。僕もわからない。専門家じゃないから。食べるなら日本海とか、外国の魚を食べる。このへんに来ると、伊豆半島の伊東とか網代とか、アジの開きおいしいですね。だけどスーパーに行くとオランダ産のアジの開きとかいろいろ外国の干し魚がいっぱい売ってますね。ああいうのがセシウム(Cs)がなくていいと多います。だけどおいしさはあまり保障しません。おいしいものが僕は好きなので、そこの問題でいつも悩んでるんです。

ということでまとめると、福島県外のあなたが今できることを言います。福島県の外だと、今住んでて大丈夫だと思います。ただし、事故がまだ終わってないっていうことを覚えておいてください。今後の推移に注目して、「4号機のプールが地震で崩れちゃったら使用済み核燃料がこぼれちゃう」とかいろいろ心配している人もいるので、注目していてください。この問題はすごく大きくて、かなりの知識を必要として、「勉強しないと死ぬ」って言ってるんだけど、勉強するのがすごい大変なんで、誰かに頼る、あるいはみんなでやる。あるいはこの問題に詳しい人を見つける。この問題はですね、「放射能は大丈夫」「放射能を心配する」すごく両極端なんで。両極端の人は話し合う必要はないと思う。別々にしなさい。国を2つに分けた方がいいぐらいだと僕は思います。心配な人は心配な人とだけ話をしなさい。同じ価値観の人と話をしなさい。徒党を組んで自分たちの同じ価値観を共有する人と情報交換をして、一人ではなかなか難しいことをクリアしてください。最終的にどうするか。引っ越すか国外へ出るかはあなたの人生観と家族構成と財産によって決まります。私は群馬大学に勤めていて前橋にマンションいろいろな事情で3年前にマンションを売って、今はさいたま市で借家住まいです。つまり僕は、全財産キャッシュです。土地も建物も、不動産は何もこの国に持っていません。いつでもとんずらできます。そういう非常に身軽な立場です。ここに来ている人はみんな逗子や鎌倉や葉山ですごくいいところで土地を持っていて立派な、でも正直電車から見たら家はあんまり新しくなかったね(笑)古いよ。昔から豊かだったんだね、ここは。という事情があるでしょうから、よく鑑みて、私がお伝えした、私が作った地図を見て、自分でどうするか自分で決めてよ。それしかないよ。それが僕のお伝えしたいことです。

あとはこれからはですね、地面が乾燥して風が吹くとセシウム(Cs)がほこりとして舞い上がるから、それに気をつけてください。雨の心配ですが、もう雨は心配しなくていいよ。むしろ雨歓迎です。雨降ってくれればほこり立たないから。そういう風に僕は思っている。まあ異論もあります。あとは食べ物には気をつけてください。逗子のお母さんにできることは、学校に働きかけて、運動会を5月にするって言うなら10月にしてもらってください。それだけで被曝量を10分1に軽減できます。修学旅行や宿泊学習などは、山に危ない放射能があるところがありますので、ああいうところは避けるように考慮してもらってください。言う時は今です。1月中に言って下さい。2月になると学校は来年のこと全部決めちゃいます。給食に関しても、食べた後に何Bq(ベクレル)だと測ったって子供のBq(ベクレル)は減らせません。食べる前に止めないとダメです。もう産地を見るしかないです。産地で見るのはタダです。機械使う必要ありません。「産地で関東地方のものは、関東地方の牛乳は飲ませないで」とかそういう風に思うのなら、ちゃんとそういう風に言えばいいと思う。

多分大丈夫なのは、スキー大丈夫だと思います。雪は水でガンマ線を遮蔽するので、多分ゲレンデに1m2m積もってる雪はですね。たんばらスキー場はOKです。たんばらスキー場(群馬)行ってください。夏のラベンダーは知らないけども、スキー場は多分大丈夫です。昼間お弁当持って行って、滑って運動して元気に体を作って来て、家でゆっくりと夕ご飯を食べると。それが一番いいです。プールも多分大丈夫です。元気に体作って。そして夏休みにはせっかくだから子供を遠くに連れてってください。毎日スーパーでセシウム(Cs)だの産地を心配するのは本当にやっかりなことですよ。僕は夏休みや冬休みにヨーロッパに行ってせいせいとします。こんな伸び伸びと解放されることないです。これは親にもいい。もちろん子供にも直接的にいいので、なるべく夏休みなどは遠くに子供を連れ出してください。

これはセシウムが4、5月は大量だけど10月には減る。運動会を5月にすると子供がセシウム(Cs)をいっぱい食ってしまうと。そういう話です。10月に戻しなさい、ということです。

<質疑応答>

質問でのお願い。
1、初めにどこのだれだかを名乗ってください。
2、質問はひとつずつ。
3、意見・感想・情報提供はいりません。あとで、ツィッターでメンションください。
4、今話したことへの質問を先にしてください。
5、あなたがすべき判断を私に求めないでください。
6、安心をを求めて私に質問しないでください。
7、真実を受け入れる準備のあるひとだけが質問して下さい。

■質問『粉塵累堆積量の変化というのは全国の平均値になるんですか?』

風で舞ってくる粉塵量の変化を群馬大学キャンパス内の一角で毎週決まった曜日に学生が集めて乾燥させて重さを計ってグラフ化したものです。

『例えば場所によって南風が吹いたりだとか、そういうことで多少変化は出てきますか?』

もちろん。これは風によってもたらされるほこりの量を計ったものですから、あとは乾燥が効きます。もう少し言うと植生ね。6月になるとなんで急にスッと減るかというと、梅雨になるからです。梅雨になって草が生える。甲子園見てると最初の頃は茶色かったのが、決勝戦になると緑になるでしょ。緑の草が生えると地面は固着して動かなくなります。そういうプロセスが一番効いてるのが、群馬では5~6月に移り変わる時に急速に見えてくる。だから6月になると安心だということです。逗子も同じようなことだと思います。

■質問『マスコミや行政の情報が信じられないという状況にあると仰ってましたが、なかなか違うチャンネルの収集をしにくいと思います。どういう形で一次情報というか、正しい情報に近づけるか教えていただきたい』

Googleなどでいろいろなものを検索する。この世の中で情報はかなりでている。情報が出てないと思っているのは受取り方の問題。如何にしてゴミの中から宝を見つけ出すか。そういう作業。彼らもバカじゃないんで、ちゃんと出してる。ただ分からないように出されている。それをいかにして見つけてくるか、そういう問題。で、普通の人じゃ難しいから、大勢の人で徒党と組んでやっぱりやるんですよ。戦いですから、これは。情報は出てる。情報に行き当たれないということはない。つまり、本当に隠れている情報があるかもしれないけど、今日の情報はすべて公開されているものからやってます。公開されていない情報では何もやっていません。多くの人がそうです。「世の中で本当のことを言ってくれない」とか「お上はちゃんとした情報を出してくれない」っていうのは単なる皆さんの泣き言。調べてないだけ。Googleなどを使って調べればいくらでも出てくる。問題は時間と労力をいかにつぎ込むかに尽きると。

■質問『焼却灰のセシウム(Cs)はどこからの由来なんでしょうか。あの時点で瓦礫の処理だとかは始まっていなかったと思うんですが。我々の

都市圏の焼却場から、どこから来たセシウム(Cs)か、そのセシウムをつけてきた媒体は何だと思われますか?』

皆さんの生活ゴミ。一番は葉っぱや枝。庭をきれいにして出したゴミが一番効いている。側溝の掃除とかのものもある。持って行き場がないからゴミに出すでしょう?放射能瓦礫の持込とは別の問題。だから僕の地図の分布と同じように赤くなってる。これは皆さんの地域で暮らせば暮らすほど、出すゴミの中にセシウム(Cs)が、ある一か所で焼却というプロセスでそこにどんどん固められているわけ。だからこれはすごいういいモニタリングになっている。都市単位でどれだけその地域がセシウム(Cs)汚染されているか調べるのに一番わかりやすいんで、僕はこの地図を作った。

『生活ごみと、地域が抱えていたセシウム(Cs)だということですね。』

はい。これは全然減っていません。2011年8月下旬から比較して2011年12月下旬ぐらいのデータがあるけれども、減ってません。試算すると、とてもじゃないけど、このまま何十年といきます。2011年3月にセシウム(Cs)が来ちゃったから、半年か1年ぐらいがひどい赤い状態で、あとは再来年になると黄色や緑になっていくと期待するやもしれませんが、無理です。計算すると全然燃えてません。大量に皆さんの都市はセシウム汚染されています。

『累増しているということですか?』

いや、100汚れたんですよ。2011年8月の時点でそのうちどれぐらいきれいにしたかというと、1もきれいにしていないという意味です。燃やしてる量はたかがしてれる。世の中の皆さんの環境はすべて、完全に汚染された。皆さんが生きてる間中、全部一生懸命きれいにしても無理なぐらい汚染された。特に逗子も緑の多いところだけど、黄色とオレンジの境だから、数値で言うとおそらく1000Bq(ベクレル)ぐらいでしょうから、そんなに深刻じゃないと思います。燃やした灰をどうやって始末をつけるかを策定して住んでいく、という選択がいいと思います。

■質問『逗子はきれいに掃除をするというのはどの程度なのか、部屋の中をよく掃除するというのはわかるんですが、外の掃除とかはどの程度したらいいんでしょうか。掃き掃除とか高圧洗浄で流してみるとかありますが』

アスファルトや屋根は張替えるしかない。アスファルトは流れると思ったけど、都内住宅地、渋谷区や中野区で測ると、アスファルトには染み込んじゃってる。屋根も壁も染み込んじゃってる。

『そうすると地面は草を抜いたり落ち葉を拾ったりとかをすればいいんでしょうか?』

効果はないけど、そこにはセシウム(Cs)ついてるから気をつけて。ほとんど効果はない。全部表土10~15cmを剥ぐしかないが、持って行く場所がないから普通ごみに出すしかないと思う。すると焼却場に全部たまってそういうことになるので、それが嫌だから市役所はあまり勧めないでしょうけど、非常に利己的に考えていくなら、徹底的に表面のものを排除する。ただしアスファルトとかコンクリートとかはもう染み込んじゃってるから、もう遅いんですよ。10ヶ月も経ってるから。1ヶ月2ヶ月のうちにやればよかったんだけども、それまで取りたかったら剥いで、もう一度敷きなおす。それはもう個人レベルの話じゃなくなってくるから。でも逗子は0.1μSv(マイクロシーベルト)/hより下回っているから、そんなにピリピリと神経使ってきれいにする必要はないと思う。それよりも気をつけるのは食べ物などの内部被曝に注意をはらってお金を使う方が僕は得策だと思います。外部被曝については、逗子はそこまで極端になる必要はないと思います。

■質問『海外の食料も中国などは核実験の影響で汚染もあると聞いていますが、その点についてはどうお考えでしょうか』

知りません。

■質問『1μSv/h(マイクロシーベルト/時間)=760kBq/㎡(キロベクレル/平方メートル)とありますが、自分たちが線量計で測った値で同じように換算しても構いませんか。空間線量からその土壌のBq(ベクレル)を換算して、米などの作物を食べていいのかの基準にしたいと思っています』

米のベクレル含有量の判断基準は難しい。1μSv/h=760kBq/㎡はセシウム137です。この時はそれしか考えてなかったんですが、2011年12月9日の地図にはちゃんと書いてあります。大雑把に言うと、2μSv/h(マイクロシーベルト/時間)での米が500Bq/kgほど。つまり政府が言う基準の値です。移行率0.1にしてなるというのが、去年の夏時点での予想だった。そうしたらやっぱり500Bq/kg超えたのは最初は少なく1つしかないぐらいの話で、今は20~30個出てますが、公表時の取捨選択もありますが、概ね2μSv/h(マイクロシーベルト/時間)で出来上がる米が500Bq/kg。それで計算してみてください。僕の見積もりだとそういう計算をしたことがありますので、ここに書いてあるようなやり方で、セシウム134と137で換算係数が違うので、その割合を入れてきちんと換算すれば、SvとBqの換算をすることはできる。さらにBqは平米(㎡)とkgの2種類が乱立してるので、これもまやかしで、非常にずるいやり方を当局はやっていると思うんですが、それを慎重に区別して考察すれば充分とデータは出てるので、できる。

■質問『ストロンチウムとセシウムについての関係については』

ストロンチウムについては知りません。福島で確かにデータは出ていて、横浜でも数値が出ていますが、公表数が少なくてわからない。

■質問『福島からの放出の日時ですが、いろいろな爆発的事象が起きて、高線量になって汚染されたと。それが1、3、4号機まではいいんですが、2011年3月21日の汚染についての事象について心当たりはありますか』

ないです。

■質問『飲み水について何か工夫できることはありますか』

飲み水についてはですね、何で汚染されてないのか不思議なぐらい、公の数値を信じると大丈夫と言えます。私自身は被害者と思っているので、私自身がどうしているかお知らせします。2011年3月22日に金町浄水場が汚れちゃった時は、なんで汚れたのかわからなくて、東京23区で乳児がいる、粉ミルク使ってる人にはペットボトルの水が渡されたのを見て、東京住めないじゃん、なんでに人が、赤ちゃんがいるんだろうと、深刻な事態だと思ったんですが、それは2011年3月22日に東葛に放射能の雲がやってきたことで理由もわかりました。現在はそういう危機が去って、飲み水は安全なように見える。報告数値が本当なら大丈夫そうにも見えますが、それでも2011年3月以降何べんも騙された私としては、生活者として自衛しています。夏は水をいっぱい飲むんで、自分の体の中に入れるのは台湾の水を買っていました。お風呂とか洗いものとかは埼玉の水道水使ってます。でもそれは正直緩んできて、現時点は水を買うのをやめました。もうひとつは濾過タイプの浄水器を使ってます。気休めながら深刻には考えてません。井戸の人とか心配ですね。まあこのへんは大丈夫だろうけど。こっちの方の飲み水は本当に大丈夫なんでしょうかね。

あともう一つ言えば。逗子は今のところ大丈夫です。こういう災害というか、苦難の時には、一番最初にやられるわけじゃないから。一番最初に艱難辛苦をなめる人たちの後塵を拝すればいいんだから。最初にどこかで先に問題になります。それをよく見ててください。そういう意味で、こういう事柄はすごく地域性がある。逗子は一番後ろにいるんだから、先頭で命差し出して戦ってる状況下の人がいっぱいいるんだから、そういう人たちがどういう仕打ちを受けているか、どうやって対応しているか、それを見ていれば、その後から準備しても充分間に合います。残念ながら今はそういう状況。ここの人は今のところは心配しなくていいんじゃない?と言っていいと思います。

■質問『逗子や葉山に住んでいると、遊ばせる場所として山と海岸があるんですが、海岸についてはどうですか』

海のデータは持っていません。実際希薄なんだと思います。湘南の海ですが、サーファーとかが入ってるでしょうが、僕は構わないと思いますけどね。そんな深刻なリスクはマリンスポーツに僕は認めません。そういう報告は見た記憶がないです。どうしても海に入りたいのであれば自分で調べていただくしかない、僕が気にしている範囲内では引っかかってきません。山も逗子鎌倉近辺の山は汚染には間違いないが十分キレイだと思います。多分0.05μSv/h(マイクロシーベルト/時間)ぐらいだから。一方たんばらは0.3μSv/h(マイクロシーベルト/時間)、場所によっては0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)あるんですよ。10倍違うんです。つまり0.05μSv/h(マイクロシーベルト/時間)のところに住んでいる人が、なんで好き好んで0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)のところに子供を泊まらせて林間学校やるんだ。そこを問題にしているので、逗子鎌倉あたりのレジャーは、僕は高濃度の人たちが伸び伸びとしに、汚染を脱ぎ去りに来るような場所という認識を持っています。と言っても汚染されてることは間違いないから、気を緩めてはいけないのだけど、比較の問題です。

■『風塵のグラフについて。これの絶対量。これは平米(㎡)あたりのkg数があるんですが、内部被曝をする際に、どれぐらいの絶対量を吸い込んでどういう健康被害が出そうなのか、もしマスクなどで防げるような粒の大きさだったとしたら、対策と効果を知りたいです』

僕ができるのは、世の中にどれだけほこりが舞うか、いつ舞うかっていうことを出すのが仕事であって、それ以上どうやって防御するか、体に対する影響はどうかとかなどは医者やもっエンジニアの仕事であって、本人の仕事であって。どれだけ吸うかはほこりよりもその個人がどう生活するかなので、僕に聞いてもしょうがない。僕に言えるのは2011年10月5月で比べると2011年5月は10倍。1のところでやれることを、何故好き好んで10のところでやるのか。その不合理性を指摘するところまで。

■質問『花粉のリスクについては』

花粉症になります。葉はずっと剥き出しだから放射能が付くが、花粉は雄蕊の中にあるもの。何故お茶の葉は高いのか。それはずっと剥き出しで空中に置かれるからです。そこへ風で飛んできてくっつくんですよ。そのプロセスを24時間365日やっているから、お茶は常緑樹だから。だが花粉はできて2、3日ですぐ飛んでいくわけでしょ?花粉心配するならなんでお米を心配しないの?

『あくまでも栗やミカンなどの果実とは全く別と考えていいんでしょうか?』

栗とかミカンも一緒です。なんでそっちを心配しないの?栗とかミカンとかひとつ食べるのと花粉どれだけ吸うの。花粉ってほんの少しが鼻に入ってくしゃみが出るんでしょ。そもそも量がわずか、定量的に見れば危険性はおのずと明らか。

■質問『2012年1月初にセシウムが増加したと福島県のHPや文科省から出ていますが、あれは飛んだものなのかなんなのかの見解をお聞きしたい』

飛んできたものです。升に受けて、「ごみがついてた」って言ってましたね。

■質問『今放射能がある所の図で、子供の遊び場所に砂場がありますが、砂場も同じようにあると赤い点々がつくという感じになりますか』

砂場はきれいな砂に入れ替えすれば大丈夫です。もう1年経過経ちますから、砂場は人工的な場所なので個別に依存します。測ればわかります。2011年3~5月は砂場は一般的に高いところがあった。だけど2011年6~7月になったら砂場は低かった。それは入れ替えてるから。かきまぜちゃえば低くなる。水田と一緒で。表面をとればよかったのに全部かきまぜちゃえば、低くなる。でもずっとそのまま。何十年も。だから全部砂を入れ替えなくちゃいけなかった。1mも。最初なら上10cm剥いでほおっておけば一番よかった。触らないうちに剥ぐのが一番です。今言っても遅いですが。

■質問『内部被曝、近くの野菜を避けるのは難しいと思いますが、千葉などはどうなんでしょうか』

(質問でのお願いの)5番。

■質問『小さい子どもがいるので冬の北風になるときに洗濯物や布団を干すのに迷うことがあります。空気中は心配ないと聞きますが、風の強い日以外は気にしなくても大丈夫ですか?気にした方がいい日はありますか?』

風が強くて乾燥している時。地面が乾いているかがポイント。乾いているときに強風が吹くとほこりが舞う。2月3月は風が強いがなぜほこりが舞わないか。霜柱で地面が凍っているから。それが日中溶けてびしゃびしゃのままです。で、夕方まであって、翌朝霜柱です。冬場は常に地表に水がある。だからほこりがたつのはわずか。それが4、5月になると気温が上がって太陽高度もあがり、日射も強くなるので南斜面はすぐに乾く。そこに風が来るとてきめん。火山灰の研究からすると逗子でもあるはずですが、群馬では空っ風が有名です。何が生活で困るかというと、4、5月に1~3回ぐらい、とてもじゃないけど外にいられない日がある。もうもうとしちゃって。群馬って田んぼじゃなくて畑なんです。だからちょうど畑でお百姓さんがいじるんです。乾燥しててすごい強風が吹いて、赤城山のふもとなどはもうもうと砂塵舞ってる時がある。その時にセシウムが舞うんです。今年からずっと、あと10年ぐらい。去年もそれありました。そういったことがあるんで、4、5月は注意しろと学生に言っています。逗子はそれほどまではないかもしれないけど、そういうことがあると思うんで、乾燥に注意。地面を見てください。濡れているか乾いているか。で、乾いている時に強い風が吹いたら洗濯物や布団は外へ出さない。

■質問『逗子の焼却場は県内で最も高濃度と報告されています。その煙突のすぐ近くにある小学校あり、煙突が見える状態です。なので生活ごみなどの汚染が常に来る可能性のある場所です。実際に8000Bqを越えるセシウムと、ストロンチウムが(20Bq?)検出されています。そういった小学校に通う子供たちやご近所の方が特に気をつけることはありますか』※焼却場と小学校は同じぐらいの高さにあり、焼却場真下の高校は1500Bq程度

まず事実確認が必要で数値が問題。解釈としては近さ、標高とセシウム汚染の値はまた別、気にするしないも別の問題。もっとデータを集めて立証するべき。元々の小学校などの2011年3月の汚染の受け方が反映されているに過ぎないと思う。あるいは小学校の側溝はとても効率的にセシウム(Cs)を集めた。高校の側溝はあまり水が来なくて集まらなかった。そういうことで違いが引き起こされている疑いがとても強い。

現在世の中にいろいろなガイガーカウンターやシンチレーションが流布していて、数値がごちゃごちゃしていてよくわからないので基準を作る必要がある。それと計測した数値の機器での違い・比較、の換算表を作ってもらいました。それはブログにも置いてあります。結論としては、0.1μSv/h(マイクロシーベルト/時間)以下の場所では普通のガイガーカウンターは役に立たない。わかりやすく言うと、逗子で何万円かのガイガーカウンターを買っても役に立たない。全部数値は一緒。側溝では高いので測れると思うが、家の中等それ以外の所は安物ガイガーでは測れない。測るのであれば十数万出してシンチレーションを買ってください。でも測ったからといって命が助かるとは限りません。東葛地域が0.5μSv/h(マイクロシーベルト/時間)ですから、2、3万のガイガーでも測れる。福島は十分測れる。でも不幸です。安物で測れるような汚染のところで住んでいるのは本当に同情申し上げます。一方でここはそんなものでは測れない、軽微な汚染です。(シンチレーションを持っていた方によるとここの場所は{0.036μSv/h(マイクロシーベルト/時間)でした}

■質問『仮に今福島第一原発から新たな放射性物質が出ていないと仮定した場合、側溝や池などにセシウム(Cs)が溜まっているということは、雨などでセシウム(Cs)が流されるということは、時間が経てば経つほど山に積もったセシウム(Cs)が流されていって、最終的に海に行くのではと考えているんですが』

出るべき所から出ます。去年がすごく酷かった。今年もまだ酷い。常識的に考えて5~10年は酷いが、そのあと落ち着く。それは都市からも山からもそうだと思う。定量的にはわからないけれども、NHKスペシャルなんかを見ていると、東京湾が結構汚染されてるって言いますね。山の除染はできない、貼りついていると言いましたが、本当に山の草がついてる斜面、上の平です。山にはもちろん、谷の壁の、岩が、地層が露出している場所があって、そこらからどんどん川に入っていって、谷川から平野に出て、扇状地を通って海の河口まで行くわけです。そのプロセスをやってる最中で、去年から10年ぐらいまで続く。でもそれがどれぐらい山からセシウム(Cs)を持って行くかというと、日本の常識的な地形を見た限り、半分も持って行かない。半分以上山に残る。そうすると半減期を待つしか無い。セシウム(Cs)134の半減期が2年。セシウム(Cs)137は30年かかる。今の134と137の分配の数量を考えると、3年で半分になる。30年で7分の1になる。桁一つ下がるからいいじゃないかと思おうとすれば、要するにこの艱難はあと30年は我慢しないといけない。基本的に山からは動かない。海岸にしても河口近くは避ける、海の水はまだ綺麗だと思います。

2月23日(木)お茶会:皆で話しませんか?


下記通りお茶会をします。

普段気になってもなかなか話せなかったりする放射能のこと、皆で話しませんか?

お子様連れも大歓迎です。お気軽にご参加下さい。

 

日時:2月23日(木)10:00〜11:45

場所:逗子市民交流センター2階和室

 

参加ご希望の方は、savezuyochildren@gmail.comまでご連絡ください。